干し芋を日持ちさせる保存方法は冷凍保存！常温や冷凍保存の注意点も解説

• 干し芋ってどうやって保存したらいいの？
• 冷蔵庫に入れていたら硬くなっちゃった……。

干し芋の保存方法でお悩みではありませんか？

最近人気の光沢のある干し芋はねっとりとした食感と濃厚なサツマイモの風味、甘みが癖になります。

しかし、ねっとり系の干し芋には水分が多めに含まれているため、白い粉が吹いている干し芋に比べてカビが生えやすいデメリットも。

干し芋の適切な保存方法を知ることができれば、カビを生やすことなく焦らずに美味しく食べられます。

干し芋の日持ち目安

干し芋は保存方法によって日持ち目安が変わります。

市販の干し芋は未開封であれば、2ヶ月ほど常温保存が可能です。

開封済みの場合、長期保存には冷凍保存が向いていますが、常温・冷蔵・冷凍の日持ち目安は以下の通りになります。

常温保存

常温での日持ちは1〜2日程度です。

特に表面にツヤがあるねっとり系の干し芋は水分が多く含まれており、日持ちしないので注意が必要。

冷蔵保存

冷蔵庫で保存した場合は2週間程度日持ちします。

常温より日持ちしますが、冷蔵庫にいれておくと乾燥しやすいため、ジップロックなどの密閉容器に入れましょう。

冷凍保存

冷凍保存の場合は3ヶ月以上の長期保存も可能です。

ただし、冷凍焼けで食感や風味が落ちることもあるので、3ヶ月以内に食べ切ることをおすすめします。

常温の保存方法

常温保存といえども、直射日光の当たらない冷暗所での保存は必須。

開封の前後に関わらず湿度・温度の高くなる場所には置かないようにしましょう。

特にコンロ周りや電子レンジ周りなどは温度が高くなりやすいので注意が必要です。

開封後の保存について

開封後は干し芋が乾燥しやすくなっています。冷暗所で保存するのに変わりはありませんが、次の2点を意識しましょう。

• クリップで止める
• 密閉容器に入れる

空気に触れないようにすることで、干し芋が硬くなるのを防ぐとともに変色も防ぐことができます。

>>干し芋の白い粉、黒っぽい変色について知りたい方はこちら

冷蔵庫で保存

梅雨の時期や夏場など温度・湿度が高くなる季節は冷蔵庫で保存しましょう。すぐに食べ切れると思っていても、すぐにカビが生えてしまいます。

干し芋を作る際に少し雨に当たっただけでもカビが出てしまうほど干し芋はデリケート。

冷凍庫で保存

常温保存では2日程度、冷蔵保存では2週間程度の日持ちとなるため、意識して食べ切らなければいけません。

しかし、冷凍保存では3ヶ月ほどの長期保存が可能です。

冷凍保存の方法

冷凍保存のコツは干し芋を重ねないことと空気に触れさせないことです。

干し芋を重ねるとくっついている部分の解凍に時間がかかったり、剥がすときにどちらかの干し芋がちぎれてしまうことも。

美味しさを長持ちさせるための冷凍保存の方法は以下の通りです。

• ラップに干し芋を1〜2枚重ならないように並べる
• 空気が入らないようにサランラップを密着させ包む
• 包んだ干し芋を密閉容器（ジップロックなど）にいれる
• 空気を抜いて冷凍庫に投入

これで美味しさを保ったまま干し芋を冷凍保存できます。

冷凍干し芋の食べ方と解凍方法

冷凍した干し芋の解凍方法は大きくわけて4種類あります。

• 冷蔵庫解凍
• 自然解凍
• 電子レンジ解凍
• トースター解凍

冷蔵庫解凍

一番おすすめの解凍方法。冷凍庫から冷蔵庫に移して6〜12時間ほど置くと柔らかく解凍できます。

自然解凍

外出や出勤時におすすめの方法。2時間ほどで自然解凍されます。

電子レンジ解凍

解凍を待つ時間がないときにおすすめの方法。ラップをした状態で20秒ほど温めると解凍されます。

温かい干し芋が食べたい場合はさらに10秒ずつ追加で温めながら様子を見る。

トースター解凍

解凍するだけでなく、カリッとさせたい時におすすめの方法。アルミホイルの上に干し芋を並べ、1〜2分焼きます。

焦げ目がつき始めると一気に焦げが進むので、目を離さないようにしましょう。

カリカリになるまで焼くと、普段の干し芋とは違った食感を味わえるので一度試して見てください。

まとめ

干し芋の保存方法と日持ち日数、冷凍干し芋の解凍について説明してきました。

保存方法の使い分け、おすすめの解凍方法のポイントは以下の通りです。

• 数日間で食べ切れるなら冷暗所で常温保存
• 梅雨・夏場は冷蔵保存
• 長期間保存してゆっくり楽しみたい方は冷凍保存
• 冷凍干し芋は冷蔵庫でゆっくり解凍すると柔らかく解凍できる
• 時間が経って硬くなった干し芋は電子レンジで温めるかトースターで焼く

これでカビを生やすことなく、ゆっくりと干し芋を味わうことができます。